ご購入の流れ

1. 事前の準備

【クリーニング】
着物を保管する前に必ず洗濯またはクリーニングを行い、汗や汚れを取り除きます。汚れが残っていると、シミやカビの原因になります。

【乾燥】
着物をしっかり乾燥させてから保管します。湿気が残っていると、カビの発生や悪臭の原因になることがあります。

2. 保管場所

【風通しの良い場所】
着物は風通しの良い、湿気の少ない場所で保管します。押入れなどの閉ざされた空間よりも、空気の流れがある場所が望ましいです。

【直射日光を避ける】
直射日光が当たると、色褪せや生地の劣化の原因になるので、日の当たらない場所で保管してください。

3. 保管方法

【たとう紙に包む】
着物は「たとう紙」と呼ばれる和紙で包んで保管します。この和紙は湿気を調整する機能があり、着物を守ってくれます。

【和装ハンガーの使用】
短期間の保管には、専用の和装ハンガーを使用して吊るしておくと、シワが付きにくくなります。ただし、長期間の場合はたとう紙に包んで平らに置く方が良いです。

4. 保管中の注意点

【定期的なチェック】
保管中も定期的に着物を取り出し、カビや虫食いの有無を確認します。半年に一度程度が目安です。

【防虫剤の使用】
着物専用の防虫剤を使用すると、虫食いから着物を守ることができます。ただし、直接着物に触れないように注意し、匂いが移らないように香りが強くないものを選びましょう。

【湿気対策】
除湿剤や乾燥剤を使用して、湿気がこもらないようにします。ただし、除湿剤は定期的に交換し、たとう紙と一緒に保管するのが理想的です。

5. 着物の種類に応じたケア

【絹の着物】
特にデリケートなため、たとう紙に包んで保管し、他の素材とは別に管理することが重要です。

【洗える着物】
洗濯後はしっかり乾燥させ、たとう紙や通気性の良いカバーで保管します。

【帯】
帯もシワがつかないように平らに保管するか、専用の収納ケースに入れて保管します。特に名古屋帯や袋帯はシワになりやすいので注意が必要です。